【超入門(3/3)】KNIMEの使い方 〜エクセルファイルとして書き出してみよう(Excel Writer)〜
【超入門(2/3)】KNIMEの使い方 〜欲しい行だけ抽出しよう(Row filter, splitter)〜
【超入門(1/3)】KNIMEの使い方 〜エクセルファイルを読んでみよう(Excel Reader)〜
KNIME Workflow
KNIMEの超基本的な使い方を数回に分けて書いてみます。
まずKNIMEを起動すると、多少レイアウトが違ったりするかもしれませんが、概ねこんな感じになるとおもいます。左上の赤枠内の小さな▼をクリック後、New KNIME Workflowを選択します(File→ニューでも構いません)。そうするとこんな感じの画面ができます↓。Nameはtestとしておきました。Finishすると真っ白の領域がでてきます。ここが作業場です。赤枠内のNode repositryの中から自分のやりたい作業に適したもの(node)を探します。すごくたくさんあるので、検索窓にnodeの名前の一部をいれると、早くたどり着けます。今回はまずエクセルファイルを読んでみようと思うので、【Excel Reader (XLS)】をダブルクリックする or ドラッグ&ドロップで作業場所に引っ張ってきてみましょう。
続きを読むKNIMEをフル装備化(無課金)
インストールに関するおまけ
前回、KNIMEとそのインストールに関して記事にしました。
ざっくりもう一度まとめると、KNIMEの公式ページから各自の環境(OS)に対応した
KNIME Analytics Platform + all free extensions
をダウンロードして実行しよう!というものです。
extensionというのが、KNIMEの装備みたいなものです。
もう少し具体的には、【エクセルファイルを読む】とか、【欲しい行だけ残す】などの個々の作業に対応する箱(KNIMEではノードと言います)のセットのことを指します。
起動が遅くなるから、KNIME Analytics Platformだけにして、あとから自分の好きなextensionsを追加すればいいという意見もあるようですが、とりあえず"全部のせ"にしておけば間違いないということで、個人的には+ all free extensionsがオススメなのです。(そもそも初めて使うのに、どれが必要で、どれが不要か?なんてわかんないですし)
が、しかし
これではまだフル装備ではないんです。 all free extensionsとか言ってるのに、まだおまけがあるんです!今回は、このおまけをgetする方法について書こうと思います。
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データは前処理が9割? ~KNIMEとそのインストール~
脱エクセル
ビッグデータだとか、データサイエンスだとか、近年よく耳にするワードかと思います。ただ、そんな流れに柔軟に対応できていない・できない人も多いと思うんです。
この取り残された側に筆者もいるのですが、周囲の状況としては
- 古き良き時代?の紙ベース業務から、ようやくエクセルくらいは当たり前にはなっている
- 手作業(コピペやデータ照合)を頑張ると、褒めれちゃう異常な環境
なんかが挙げられます。
エクセルは優れたアプリケーションだとは思います。初見でもある程度使えますし、知名度も高い。多様な処理も可能です。
一方で、初見で使えてしまうために"セルの結合"や"セル内の改行"など、後の解析等には不都合な処理が施されたデータが蔓延します。また多様な処理を実行するためにはエクセル関数を覚えたり、さらにはVBAなどを記述するスキルが必要です。
特にVBAのようなコード作成が必要になると、自分には無理だーと感じてしまう人も多いと思います。実際に私もその一員です。
そこで出会ったのが"KNIME"です。ナイムと読みます。
ドイツのコンスタンツ大学というところが開発したアプリケーションです。
タダです。(ちなみにエクセルは有料)
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